ここ数年で薬膳料理の人気が高まる中、薬膳茶のニーズも高まってきました。
しかしながら、薬膳茶をいざ準備しよう思ってもどんな薬膳茶がよいのか?
どんなレシピがあるのかがわからない方が大半ではないかと思います。
私は以前に中国茶を2年ほど習っていた経験があり、その中でも薬膳茶を何度か飲んだ機会が何度かありますが、
ハーブと似たような部分が多いのと、意外と身近な食材を使うので覚えておくと便利なのではと思ってます。
そこで、今回は心身ともに整える薬膳茶の魅力とおすすめレシピを紹介します。
Contents
薬膳茶とは?

薬膳茶とは薬膳の考えをベースに季節や体調に合わせたお茶のことをいいます。
使用する食材は中国茶葉だけではなく、花・実・果実・豆・ハーブ(葉)など多種にわたり使用します。
効能としては風邪予防から始まり、美容・リフレッシュなど薬膳茶によってもさまざまあります。
もちろん、単体の食材それぞれに効果がありますが、ブレンドすることによって相乗効果が高まります。
沸騰したお湯を淹れて蒸らすものから、お鍋で数分間、煎じるものもあります。
季節や体調に合わせて作る薬膳茶は選び方次第では使用できる素材も多く、ブレンド方法も無限大にあるといわれています。
今回はその中でもよくある症状別に薬膳茶のレシピを食材と一緒にいくつか紹介します。
お勧めの薬膳茶のレシピとは?

(1)風邪予防
これからの時期、そして季節変わりなど風邪をひいてしまうことってよくあると思います。
少しでも予防や緩和につながればうれしい限りです。
① 熱がでてしまった時など発汗作用の強い薬膳茶
● 材料(ティーポット1杯分)
シナモン ティースプーン半分・ジンジャ- ティースプーン半分・紅茶 ティースプーン1杯の割合で入れます。
お湯は300cc程度
● 作り方
ポットにお湯を注いで3分ほどおいて出来上がりです。

② 空咳や喉の使い過ぎによい薬膳茶。
● 材料(ティーポット1杯分~2杯)
五味子 ティースプーン軽く1杯・しろきくらげ ティースプーン軽く1杯・リコリス ティースプーン半分・リンデン ティースプーン1杯
お湯は200cc程度
● 作り方
ポットにお湯を注いでから3分ほどでいただけます。
こちらはお湯を注ぎ、3分ほどして完成。
3煎ほど召し上がれます。
(2)心の不調
薬膳茶にはハーブと同様に心の不調を整えてくれることがあります。
香りをかぎながらお楽しみください。
① 不安

心配事があるときにお勧めです。
● 材料(ティーポット1杯分~お好みで数回分)
棗(なつめ)1個・リンデン ティースプーン1杯・ローズ ティースプーン1杯
※ 棗(なつめ)は事前に5等分ぐらいに細かくして使用します。
お湯は200cc程度
● 作り方
ポットにお湯を注いで、3分ほどで完成です。
② イライラ
気持ちを落ち着かせたい時におすすめです。
● 材料(ティーポット1杯分~お好みで数回分)
ペパーミントティー ティースプーン 1杯・緑茶 ティースプーン 1杯・レモングラス ティースプーン 1杯
お湯の量は200cc前後
● 作り方
ポットにお湯を注いで3分待ったら飲めます。
お湯を足したら2-3煎飲めます。
(3)風邪以外の身体の不調

心の不調同様に体の不調を整えてくれます。
① 頭痛
風邪の発熱からや眼精疲労からでも頭痛は起こります。
是非、試してみてくださいね。
● 材料(ティーポット1杯分~お好みで数回分)
ペパーミント ティースプーン1杯・ラベンダー ティースプーン半分・桑の葉(マルベリー)ティースプーン1杯
お湯は300cc程度
● 作り方
ポットにお湯を注いで3分ほどおいて出来上がりです。
② 腰痛
冷えからくることが多い、そんな痛みを改善してくれます。
● 材料(ティーポット1杯分~お好みで数回分)
シナモン ティースプーン半分・黒豆 ティースプーン2杯・ジンジャー ティースプーン半分
お湯は300cc程度
● 作り方
ポットにお湯を注いで3分ほど待ちます。
シナモンとジンジャーの香りがとってもきいた1杯です。
まとめ
以上、よくある症状別に薬膳茶のレシピを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
これから季節変わりで体調を崩しやすい時期です。
是非、心身のケアの1つとして薬膳茶を取り入れてみてくださいね。