ここ最近、なんだか体調がすぐれないなんてことありませんか?
自分の体は実際に口から摂取したもので成り立っていると言われています。
そこでお勧めしたいのが、薬膳を取り入れた食生活です。
薬膳料理を活用することによって体調が整うことがあると言われています。
しかしながら、薬膳というと難しいイメージですが、とても身近な食材などで簡単に取り入れることができて、様々な効能があって、
薬膳に知識がない方でも簡単に作れるレシピなども沢山、あります。
そこで今回は初めての方でもできる薬膳料理について、簡単なレシピを交えてご紹介したいと思います。
Contents
薬膳料理の取り入れ方

薬膳や漢方のイメージはきっと、取り入れていくのは難しいと感じてる方が多いかと思います。
しかしながら、身近なお野菜や果物などよく食べてる食材が1つ1つに様々な効能を持ったものが多かったりするんですよ。
例えば、冷え性や便秘がちなど病院に行くほどでもないけどもなんとなく体に不調を感じてるなと思ってたりした時に意識して、食材を選ぶことによって、事前に未病を防ぐことができます。
毎日、意識して取り入れていくと!あれ?不調だった体調が快調になった!なんて感じるかもしれないですよ。
日頃の疲れやストレスで気づかぬうちに不調になってることがあるかもしれないので、時には自分の体と向き合ってみることが大切です。
体調別にお勧めな薬膳料理

薬膳の食材といえば、ナツメやクコの実などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、上記でもふれたように身近な果物やお野菜などでも簡単に取り入れることが可能なんですよ。
本来は体質に合わせて詳しく自分の体質を知るセレフチェックをするとそれに応じた食生活を更に送ることができるのですが、
今回は初めての方でも取り入れやすいよう、各症状ごとにお勧めの食材及び簡単レシピをご紹介させていただきます。
(1)疲労回復によいもの。
風邪が治りにくかったり、寝ても寝ても疲れがたまってる時は疲れがたまっている証拠なので、少しでも回復に向かうのにお勧めな食材を取り入れることがお勧めです。
☆ お勧めな食材
山芋(やまのいも) 薬膳では栄養価の高い、滋養強壮食品と言われています。
もち米 元気の出る食材として、疲労回復によいと言われています。その他に母乳の出もよくします。
その他にさといも・オクラ・かぼちゃなども疲労回復に効果があると言われています。
☆ お勧めレシピ
鶏肉とタケノコのレンジおこわ
もち米を置く時間はありますが、レンジでお手軽にできるおこわです。

材料
もち米 1合・シイタケ(干し) 1個・鶏もも肉 50g・水煮タケノコ 50g・ニンジン 20g
サラダ油 少々・しょうゆ 大さじ1・みりん 大さじ1 もどし汁(シイタケ) 100ml・ミツバ 少々
作り方
① 下準備として、もち米は水洗いをしてから3時間以上浸水させます、鶏もも肉は小さめのひとくち大に切ります。
シイタケはぬるま湯で柔らかく事前に戻し、軸を取って笠を1cm角に切っておき、もどし汁は漉して100ml取っておきます。
水煮タケノコは1cm角に切ります。ニンジンは皮をむき、1cm角に、ミツバはざく切りにします。
② フライパンにサラダ油を熱したあと、鶏もも肉、ニンジン、水煮タケノコの順に炒めます。
鶏もも肉に火が通ったら、シイタケを入れて、さらに炒めていきます。
③ しょうゆ、みりんを入れて、炒め煮にしたあと、シイタケのもどし汁を加えていきます。
その後、蓋をしてニンジンが柔らかくなるまで煮たら火を止めます。
④ もち米を浸水した水からザルにあげ、耐熱ボウルにうつします。
ふんわりラップをかけ、レンジで5分加熱します。
⑤ ③を漉して煮汁と具をわけます。
煮汁を④のもち米に入れ、混ぜ合わせたらラップをし、さらに5分加熱します。
⑥ 具材を⑤に加え、さっくりと混ぜ合わせた後、ラップをして10分ほど蒸らします。
器に盛り、ミツバをちらしたら出来上がりです。
※もち米が固い場合は加熱時間を増やすことで柔らかくなります、もち米の浸水時間が短いと中まで火が通らなくなるので要注意です。
(2)貧血や生理不順にお勧め。
血の巡りが悪かったり、巡りや流れが悪いと生理痛や貧血などを起こしやすくなるので、貧血や血を巡る食材を取り入れることが何よりも大切です。
☆ お勧めな食材
レバー 貧血に効果があると言われてます。
ほうれん草 鉄分が豊富で貧血に効果があります。
その他にも人参・たこ(生理不順に効果があります。)・ぶどう・ひじきにも効果があります。
☆ お勧めレシピ
ほうれん草と卵のココット
時間がなくてもすぐにできるレシピです、朝でもお手軽にできますよ。

材料
ほうれん草 150g・マヨネーズ 大さじ1・塩 少々・黒こしょう 適量・卵 2個
作り方
① 下準備として、ほうれん草は、塩少々(分量外)を入れたお湯でさっと茹で、水にとります。
しっかりと水気を切り、2cm幅にカットします。
② マヨネーズを引いたフライパンで茹でたほうれん草をさっと炒めて、塩・胡椒で味をととのえます。
③ ココット型に薄くマヨネーズ(分量外)を塗り、②を敷いてから真ん中に卵を割り入れていきます。
900wのオーブントースターで5分ほど焼いたら出来上がりです。
(3)冷え性にお勧め。
足元が冷えていたり、パソコンなど同じ体制でいることによって足がカチカチになり、肩こりにまでなることもあります。
そんな時は気の巡りが悪く、滞ってしまうからと言われています。
その為、身体を温めてくれる食材がお勧めです。
☆お勧めな食材
鮭 胃腸の働きを整えて、冷え性を改善してくれます。
生姜 体を温め、慢性的な冷え性を改善してくれます。
にら・唐辛子・えびなどもお勧めです。
☆お勧めレシピ
手羽先と春雨のニラだれ薬膳スープ
万能ニラだれを使ったスープレシピです。

※ ニラだれはすぐにできて、他のレシピでも使えるので是非、活用してみてくださいね。
材料 2人分
手羽先 4本・塩 手羽先1本にひとつまみ・ねぎ 1/3本・椎茸 2~3枚・春雨 60g
「万能ニラだれ」 適量
★ 水 1L・★ 酒 大さじ2・★ しょうが 薄切り2枚
作り方
① 下準備として、万能ニラだれを作ります。
{ニラだれの作り方}

材料
ニラ 1/2把・★醤油 90cc・★酢 30cc・★ごま油 大さじ1/2・★豆板醤 (鷹の爪、七味唐辛子などでも代用可)小さじ1/8~1/4
★しょうが (すりおろし)1/2片分
作り方
●ニラをざく切りにし、切ったそばから事前に準備したおいた瓶の中にいれておく。
●★印を全て加える
●スプーンでさくさくと、ムラなく混ぜ合わせたら完成。
② 手羽先は熱湯に5秒くぐらせて脂と臭みを落としたら、流水で丁寧に洗います。
味がしみやすいようフォークで数箇所刺したら、塩(手羽先1本につきひとつまみ)をもみこんでおきます。
③ 鍋に★印と手羽先、ねぎ、椎茸を入れて火にかけ、煮立ったらアクを取ります。
そのまま蓋をせずに、表面がわずかにふつふつするくらいの火加減で約30分ほど煮ていきます。
④ 春雨を加え、やわらかくなるまで煮たらできあがりです。
器に盛ったあと、「万能ニラだれ」をかけていただきます。
まとめ
初めての方でもできる薬膳料理について、簡単なレシピを交えてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
身体が少しでも不調なのはつらいものです。
忙しいとなかなか、自分の体に目を向けずにいがちですが、時には自分の体を大切にし、意識して食生活をしてみてくださいね。