今年も紅茶の新茶の時期がいよいよスタートします。

紅茶の新茶の時期は種類によっても、全然変わってきます。

今回は紅茶のそれぞれの新茶の時期はいつなのか?を詳しく綴っていきたいと思います。

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産地で異なる紅茶の時期について

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果物やお野菜に旬があるように紅茶にも産地によって季節があります。

その季節のことをクオリティーシーズンといいます。

紅茶の産地別にクオリティーシーズンがあります。

例えば、インドで生産されています、有名なダージリンティーですと「ファーストフラッシュ 春摘み」・「セカンドフラッシュ 夏摘み」・「オータムナル 秋摘み」と3つにわかれます。

上記のクオリティーシーズンとは産地によってもまちまちで、年間通して生産されてる地域がある場所もありますが、

このクオリティーシーズンに採れる紅茶は香りや味にその時期ならではとっても優れているのが特徴ともいえます。

クオリティーシーズン以外のその間にも紅茶の生産はされていまして、クオリティーシーズンによって紅茶の発酵も進みやすくなっており、紅茶の美味しさ自体も変わってきます。

美味しい紅茶が頂ける旬のクオリティーシーズンについて

紅茶は様々な地域で作られておりますので、今回は生産数が多い、インドおよびスリランカ(セイロン)の2箇所の有名な産地のみに絞ってご紹介させて頂きます。

(1)インド

質の高い茶葉ができる年によって、上記のように何度かシーズンがわかれていて、収集時期によって呼び名がわかれます。

そして、産地によっては年間通して生産される茶葉もあります。

① 春摘み・ファーストフラッシュ  

時期 3月中旬~4月下旬まで  

インドではこの時期にシーズンを迎えるのはダージリンティーで、最初に芽吹いた一番茶となります。

緑色に近い茶葉のものが多く、水色は(お茶の色)薄い黄色からオレンジ色に近いものが多いです。

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味の特徴としては、緑茶に近い味わいです。

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② 夏摘み・セカンドフラッシュ

時期 5~6月いっぱい

ファーストフラッシュが過ぎてから短い休眠期後にゆっくりと成長する二番茶と言われているものです。

この時期に作られるダージリンティーは「マスカテル・フレーバー」と言われる芳香をもつものが生産されることがあります。

ダージリンティーの本来持つ一番の味わいがこの時期に頂けるともいっても過言かと思います。

若干緑色を含む茶褐色の茶葉が特徴で、水色は明るい橙色をしています。

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ミルクとの相性が抜群のアッサムティーもこの時期にクオリティーシーズンを迎えます。

アッサムは年間通して、生産されていますが、

この時期に採れる茶葉は「アッサム・セカンドフラッシュ」と呼ばれていまして、アッサムの一番美味しい時期の高品質のものがいただけます。

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最良品の茶葉に関しては「モルティー・フレーバー」と呼ぶこともあります。

甘みが強いのが特徴的で、水色も濃い透明感がある赤色が多いです。

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③ 秋摘み・オータムナル(フラッシュ)

時期 10月~11月

セカンド・フラッシュの後に訪れるモンスーンや雨季が終わりますと10月に入り乾燥期に入った頃に少量ながらに採れる三番茶です。

三番茶が採れるのがダージンティーのみで黒褐色の茶葉が特徴で「紅茶のロゼ」と呼ばれているように赤みを帯びた美しい橙色をしています。

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★「青い山」ともいわれていて、よくアイスティーやアレンジティーで好まれているニルギリは年間通しての生産が可能。

その中でも年2回のモンスーンがあり、その頃にクオリティーシーズンを迎えるものがあります。

西斜面側では1-2月、東側では8-9月に最も美味しいニルギリティーに出会うことができます。

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(2)スリランカ (セイロン島)

1年通して、生産されてることが多いスリランカではありますが、一部、クオリティーシーズンを迎えたりする産地もあります。

尚、産地を標高により3区分にされています。

ここからは標高の主な産地とクオリティーシーズンを迎える茶葉をご紹介させて頂きます。

① 標高 1200m以上 ハイグロウンティー

代表的な産地 ウバ・ヌワヤエリア・ディンブラ

● ウバは7-9月に独特のウバフレーバーという香りと味を持つ、クオリティーシーズンを迎える茶葉が生産されます。

 この頃の茶葉は茶褐色で水色は明るい真紅色から橙色のものが特徴です。

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● ヌワラエリアでは1-2月及び6-7月に優良品が生産されてると言われています。

茶葉の色は緑色がかかった褐色で、水色はやや淡いオレンジ色が特徴です。

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● ディンブラでは1-3月までにクオリティーシーズンを迎える茶葉を生産できます。(セイロン紅茶としても馴染みの深いものとなります。)

茶葉の色は明るい褐色から黒褐色のものと様々です。

水色の色は赤褐色から赤橙色まで様々あります。

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② 標高 600m~1200mまで ミディアムグロウンティー

代表的な産地 キャンディ

気候変化の少ない地域ということもあり、特にクオリティーシーズンなく年間通して生産されています。

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③ 標高 600m以下 ローグロウンティー

代表的な産地 ルフナ

高温多湿の環境の為、特にクオリティーシーズンなく年間通して生産されています。

茶樹の成長を早めるので7-8日毎の茶摘みが可能な地域なのだそうです。

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まとめ

以上、紅茶のそれぞれの新茶の時期はいつなのか?をご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

全ての紅茶に新茶があるというわけではないですが、新茶(クオリティーシーズン)を迎える茶葉の味はなんどもいえない贅沢な美味しさです。

今の時期ですと、ダージリンティーのファーストフラッシュ(一番茶)が最盛期を迎えて販売しているかと思います。

是非、この機会に紅茶の新茶を試してみてくださいね。

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