沖縄では古来から使われているハーブですが、今では九州地方をはじめ、日本各地で有名な和ハーブです。
その月桃がポリフェノールをはじめとしたすごい効能があるのをご存じですか?
そこで今回は沖縄で有名な月桃のついて、効能などを交えてご紹介します。
月桃とは

沖縄県ではよくみられる植物であり特産品の一つで、日常生活でも多く使われているショウガ科ハナミョウガ属の和ハーブの一つです。
沖縄では各家の軒先や林道など、あらゆる場所に自生しているほどに身近な植物です。
主に利用するのは月桃の葉の部分で、少しスパイシーさがあるものの、甘みがある香りがするのでお茶だけではなく、精油(エッセンシャルオイル)としても利用できます。

最近では石鹸やコスメ・サプリメントまで幅広く利用されています。

防虫効果などにもなるため、衣類の防虫やカビ予防、生ごみの消臭などにも利用できるなど幅広い効能が期待できます。
沖縄の伝統な餅菓子である、「鬼餅(ムーチ)」を作るときに餅を包むための葉っぱには月桃はかかせないものとなっています。

※ 伝統行事で「鬼餅(ムーチ)」を食べるときには健康を祈りながら、厄除けと長寿を願うと言い伝えられています。

月桃の主な効能とは
ここからは月桃の主な効能について詳しくご紹介します。
① ポリフェノールが豊富に含まれてる。
なんと月桃にはポリフェノールが赤ワインの34倍もの含まれているので、抗酸化作用に優れているといわれています。
ポリフェノールが含まれていることによって、美白やしわなどお肌が喜ぶ効能も多数含まれています。
ポリフェノールはがん予防にもつながるといわれていて、
② 抗菌作用。
上記にも軽くお伝えしましたが、月桃には抗菌作用が豊富に含まれているので、虫が多い沖縄では防虫抗菌作用としても非常に大活躍なんだそうです。
更に沖縄では防腐のためにげっとうの葉を利用したりもするそうです。
③ 咳がつらい時に。
痰をきる効果があるので、咳がつらい時や風邪及び、気管支炎にも効果があります。
また、鼻炎、鼻カタル症状にも効果があるといわれています。
④ 血圧・血糖値を低下。
月桃にはリノール酸というものが含まれていて、リノール酸には脂肪を燃焼される嬉しい作用があります。
そのため、脂肪の燃焼によって、血圧や血糖値を下げてくれる働きをしてくれます。
⑤ 健胃作用。
食べ過ぎた時や胃もたれした時におすすめです。
更にレモングラスにも消化作用があるので、一緒にブレンドしてお茶として飲むのもおすすめです。
⑥ リラックス効果。
月桃の独特で甘みのある香りは心身共に安らげてリラックス効果が高いため、就寝前にリラックスした状態で月桃茶を飲むと入眠効果も期待できます。
脳の活性化にも効果があるので、記憶力を高めたい時や勉強前に集中したい時にもおすすめです。
月桃のおすすめはやはりお茶にすること
月桃はアロマでもおなじみですが、やはり一番はお茶にするのがおすすめです。
まずは、お茶はできたら茶葉のものがおすすめです。

更に冷え性など気になる方はあらかじめ温めたポットで5分ほど蒸らしてから抽出するのがおすすめです。
夏場はアイスでいただくのもお勧めですが、この場合は一度、水から5分ほど煮立たせてから、そのままポットに入れて冷蔵庫で冷やしてから召し上がるのがおすすめです。

そして、お茶の出がらしは捨てないでお風呂に入れて、月桃風呂としても活躍できるのでおすすめです。
香りがいいので、入浴もいつもよりリラックスできると思いますよ。
まとめ
以上、月桃のついて紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
月桃茶は今ではあらゆるメーカーが販売されているお茶にもなっていて、比較的、日頃お茶を飲みなれてない方でも美味しく飲めるお茶の一つです。
あらゆる効能で魅力的な月桃を是非、一度お茶の1つとして取り入れてみてくださいね。