来週の土曜日、早くも節分がやってきますね。
節分といえば、豆まきでしたが、ここ数年で全国的に恵方巻を食べることが習慣になりつつあります。
今ではスーパー・デパート・コンビニで見かけることが多くなった恵方巻ですが、もともとの由来はご存じですか?
そこで今回は節分の恵方巻を始めとした、食べ物の由来について調べてみようと思います。
恵方巻の由来について

元々の恵方巻のルーツは関西といわれているそうで、商売繁盛を祈ったり、江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街で節分をお祝いしたのが始まりなんだそうです。
名前も恵方巻という名前ではなかったそうで「太巻き寿司」「丸かぶり寿司」と言われていたそうですよ。
どちらのお寿司も七福にちなんで具を7つ入れて巻くので、7つの具を入れて巻くのがそこから基本になったと言われています。
当初は関西のみで習慣があった恵方巻が全国に広まったのはコンビニで有名な「セブンイレブン」が平成10年に全国発売されたのがきっかけといわれてます。
そこから徐々に節分で恵方巻を食べる習慣が広まったわけなんです。
まさに販売業者さんが頑張ったことが恵方巻が日本に広めたともいえますね。
実際に私も関東より関西移住当初は恵方巻の存在すら知らずでしたので、移住して間もない頃に恵方巻が売られていたのには驚きを隠せなかったものです。
☆丸かじりをする理由とは?
1本丸ごと食べることによって商売繁盛や幸せの運を一気にいただくということを意味していることが大きいと言われてます。
途中でやめることなく食べることで、運を逃がすことがなく1本丸ごと食べることで、この年の幸運を手に入れたいところですね。
恵方巻の食べ方のルールや方角について

①太巻きを一人に1本ずつ準備します。
福を巻き込むことから巻き寿司といわれています。
その為に福が途切れない、縁が切れないようにするために、食べる際には決して、包丁できってはいけません。
七福神をあやかってと言われていて、太巻きは7種類の具が入ったものと言われています。
巻き寿司には鬼の金棒に見立てることから、それを退治する意味もあるそうですよ。
②その年の恵方に向いて食べること。
2018年の恵方は、南南東やや南と言われています。
そもそも恵方とはその年の福徳をつかさどる歳徳神(としとくじん)のいる方角に向けて、事を行うことで何事も吉とされているそうです。
③願い事をしながら、黙々と最後まで食べること。
話すと運が逃げると言われているので、食べ終わるまで一切、口をきいてはいけません。
その他に笑いながら食べる、目を閉じて食べるという説もあります。
恵方巻以外の食べ物とは?

節分の時に恵方巻以外の食べるものとしてよく「鰯(いわし)」があげられてますよね。
なぜ?鰯といわれてきたのかをご紹介したいと思います。
昔から尖ったものや臭いのきつものを厄払いに用いていると言われています。
そこで、鬼の嫌いなものは「痛い柊(ひいらぎ)」・「臭い鰯(いわし)」とされています。
鰯の頭を焼き、柊の枝に刺したものを家の戸口に置いて鬼の侵入を防ぐために焼嗅(やいかがし)と風習が生まれてそこから鰯が厄除けとして利用されたと言われているそうです。
その他の食べ物としてはなんと「蕎麦」を食べるところもあるそうですよ。
最近では自宅に鰯をおく方が少なくなってきてますが、現在でも鰯料理を食べる地域もあるようですよ。
なぜ?食べられてるかといいますと、昔の大晦日に節分が当たるからと言われているからだそうです。
以上、節分の恵方巻を始めとした、食べ物の由来について綴らせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
恵方巻を丸ごと食べるのは大変なことではありますが、こういう風習があることを知ったらきっと、チャレンジしたくなりますよね。
恵方巻にチャレンジしたことがない方などいらしたら、この機会に一度、是非チャレンジしてみてくださいね。