ここ数年で、子供に対して、両親による虐待問題が怪訝かされていますし、よくニュースで取り上げられていて、
一児の母親でもある私は他人事とは思えないなと思いながら、そのニュースを聞いています。
その事が原因によるPTSDこと心的外傷後のストレス障害を起こす子供も多いといわれています。
しかしながら、PTSDの症状とは知らずに周りの大人が子供のSOSを見逃してしまうことも後が絶たないですよね。
そこで今回はPTSDこと心的外傷後ストレス障害について症状など詳しくみていこうと思います。
心的外傷後ストレス障害ことPTSDとは?

PTSDとは?
生死にかかわるような出来事を体験したり、死傷の現場や虐待など、強い恐怖を感じそれが記憶に残ることによって、トラウマ(心の傷)にもなり、その時の体験が何度も思い出され、その時に戻ったような恐怖を感じ続けてしまう心の病気の1つです。
もちろん、生死にかかるような体験や知覚したりした後では誰もが繰り返し、そのことを思い出したり、時には恐怖に感じたりはするものですが、だいたいの方が通常、数週間で記憶が薄れて更には記憶が整理されて、トラウマ体験ものが過去のものとなっていくのですが、トラウマの症状がトラウマ体験から1か月以上経っても生活上支障を引き起こしているものは急性ストレス障害というように言われています。
そして、更にその症状が3か月以上続いたものが慢性のPTSDと言われているものなのだそうです。
トラウマが残ってしまう原因としては、虐待・DV(家庭内暴力)・大規模な災害・犯罪・交通事故などがあります。
PTSDを発症した方の中には高い割合でうつ病や不安症を合併してしまうことがあります。
またアルコールの問題や摂食障害を合併することがあるので要注意です。
PTSDの主な症状とは?

主な症状とは?
過覚醒・回避・再体験症状とあります。
● 過覚醒
驚きやすくなったり、ビクビクしたり、ふるえたり、集中できなくなったり、イライラしたり、眠れなくなったりします。
トラウマの被害を受けると世界が危険に満ちてるようによく感じるようになります。
そういう時、人はいつも無意識に体を警戒状態にし、どんな攻撃にも反応できるように準備するといわれています。
そのため、実際に危険な状態でないにもかかわらず長い間、警戒状態が続くためひどく不快に感じます。
● 回避
トラウマになった出来事を思い出す状況を避けようとすることです。
最も多いのは被害を受けてしまった現場に行くことを避けることですが、時にはトラウマと関係ないことを避けることもあるそうです。
また、不快な気持ちにならないようにするためにつらいことを考えたり、感じないようにするあまり、感情自体がマヒしてしまうので、心地よさや人を愛する気持ちまでも感じられなくなっちゃいます。
● 再体験症状
トラウマ体験した人がトラウマについて考えたくもないのに、ふとした拍子にトラウマの辛い体験や記憶が突然、思い出され、その時の出来事がもう一度、起こっているようなイメージや体験をする人もいます。
体験を急に思い出したり、不安になったりします。
PTSDになった場合の治療について。

トラウマ体験直後には普通でもPTSDの症状は生じるものの、時間とともに自然と回復してくれます。
自然回復するためには安全で安心感が得られるような環境を整え、心理的に保護していくことが大切です。
しかしながら、数か月たっても改善されない場合は専門医による治療が必要となります。
治療方法としてはPTSDを軽くする対象療法及びPTSD自体の疾患そのものを治療方法としての心理療法があります。
様子をみて、なかなか改善されないようでしたら、是非、医療機関にご相談してみてくださいね。
まとめ
以上、PTSDこと心的外傷後ストレス障害について症状など、綴らせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
PTSDの症状はなかなか、サインがわかりずらい点もあるかと思います。
特に子供がそのような症状をおこしてる場合などは見つかりづらいものです。
いつもと様子が違うようでしたら、是非、気を付けてみて、あまりにも症状がおさまらないとかでしたら、
一度、医療機関にご相談などもしてみてくださいね。