甘くて美味しいパイナップル。
子供から大人まで幅広く愛されていますよね。
そんなパイナップルですが、実は美味しいだけではなく凄いパワーを秘めています。
特にパイナップルに含まれている酵素には様々な効果や効能があるので、これからご紹介いたします。
パイナップルとは
パイナップルはアナナス科の多年草で、熱帯アメリカが原産のフルーツです。
形が松ぼっくりに似ている為、松ぼっくりという意味の「pine(パイン)」に果実という意味の「apple(アップル)」が合わさったものが、名前の由来です。
かつて「アップル」は、林檎だけでなく、果実全般を指す言葉として使われていました。
パイナップルはそれ自体が1つの果実ではなく、沢山の小さな果実が1つに集まって形になっています。
ただし、私たちが食べているのは果実ではなく花の下の部分が膨れたもので、果実はパイナップル表面の鱗状のものです。
実を食べていた訳ではないなんて、驚きですよね。
パイナップルの効果・効能
【便秘改善効果】
食物繊維が豊富なので、便秘改善に効果があります。
【ダイエット効果】
食物繊維は体内で水分を吸収して満腹感も与えてくれるので、食べ過ぎ防止にも効果的です。
便秘に効いて満腹感もあるので、ダイエットにピッタリのフルーツです。
【美肌効果】
ビタミンCが含まれているので、紫外線による炎症を抑えたり、シミ防止に効果があります。
【高血圧予防効果】
カリウムが含まれているので、体内の塩分を排出を促して高血圧予防に効果があります。
【夏バテ予防、疲労回復、老化防止効果】
パイナップルにはビタミンB1、B2、C、クエン酸などが含まれているので、その相乗効果により、夏バテ予防や疲労回復、老化防止に効果があります。
ここまでパイナップルの様々な効果・効能をご紹介して来ましたが、パイナップルの凄い所はその「酵素」の働きによるものがとても大きいです。
この後はパイナップルの酵素についてご紹介致します。
パイナップルに含まれる分解酵素とは
パイナップルにはタンパク質分解酵素「ブロメリン」が含まれています。
パイナップルを食べた時に口の中がピリピリしたりするのはこの酵素のせいで、ブロメリンには強力なタンパク質分解効果があります。
このブロメリンが入っているおかげで、パイナップルにはこんな素晴らしい効果があります。
【腸内環境の改善】
下痢や消化不良など、消化器官の症状に効きます。
又、ガスでお腹が苦しくなった時にも効果的です。
そもそも消化不良やガスによる不快な膨満感は、胃腸の働きが悪くなって起こるものです。
特に肉のような消化吸収しにくい物を食べた後は胃腸に負担が掛かりますが、そんな時にパイナップルを食べると分解酵素の働きで消化吸収を助け、胃腸の負担を和らげてくれます。
【喉の痛みや咳に効く】
ブロメリンは市販の去痰薬にも含まれている成分です。
炎症を抑える働きもあるので、喉の調子が悪い時にも効果があります。
パイナップルを効果的に食べるための注意点
【加熱し過ぎない】
パイナップルの分解酵素ブロメリンは、60度を超えると効果がなくなってしまいます。
缶詰やジュースは加熱されている可能性があるので、できるだけ生のパイナップルを食べるようにしましょう。
ジュースも、その場で絞ってくれる生搾りのものがオススメです。
【食べすぎない】
元々暖かい地方の果物で、体を冷やす効果があります。
食べ過ぎてしまうと冷え性の原因になってしまうので、ほどほどに。
【良く熟した物を食べる】
万一未熟なパイナップルを食べてしまうと、消化不良や口内炎の原因となってしまいます。
ただし、パイナップルは収穫後においておくだけで熟す「追熟」がない果物なので、店頭に出回っているものはほとんどが熟してから収穫しています。
逆に常温で置いておくと傷んでしまったりすることもあるので、購入後は早めに食べることをオススメします。
購入する時は「下膨れの形」「下の方から甘い香りがする」ものを選べば美味しいパイナップルが食べられます。
いかがでしたか?
パイナップルの効果・効能、そしてパイナップルの持つ素晴らしい酵素の効果についてご紹介致しました。
美味しいだけではなく効果もたっぷりなパイナップル。
是非毎日の食生活に取り入れてみてくださいね。