お野菜など、今は少しでも体によいものを取り入れようとオーガニック産のものを取り入れようとする方が増えていると思いますが、
オーガニックは体によさそう!ってイメージだけが先に先行し、実際に詳しい意味を知らない方も多いではないかと思います。
更にオーガニックだけではなく、有機栽培・無農薬・減農薬など数々の言葉が飛び交って実際に違いもあったりします。
オーガニックが体によいことだけは間違いないですよ。
そこで今回は本来のオーガニックの意味やオーガニックで使われる有機認証マークについて紹介します。
オーガニックとは

オーガニックとは過程の総称と製品の総称のことを指します。
そして、有機栽培、BIOはオーガニックと同じ意味です。

有機栽培及びオーガニックを名乗るためには国によって、異なりますが定められた基準を満たしている必要があります。
日本に関しては有機JAS制度で大まかな定義があり、その規格にそって生産・製造されてオーガニック認証を受けたものだけが製品に表示されます。
今現在、日本の有機JAS規格を認めてるのは「有機農産物」・「有機加工食品」・「有機畜産物」・「有機肥料」の4種類にあたります。
● 有機JASの場合の主な条件とは?
① 科学的に合成された肥料及び農薬の使用をさけること。
② 遺伝子組み換え技術は使用不可。
③ 根付け前の2年以上の間、有機肥料での土づくりを行った田畑で生産されたもの。
※ 補足として、例えば、農薬から無農薬に切り替えた場合でも2-3年おかないと有機の審査は通らないといわれています。
その他に地域の文化を大切にすることや人を大切にする健全な社会を作ることなどがあてられます。
有機JASのマークについて

有機JASのマークは、「農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで自然界の力で生産された食品」のみにつけられるマークです。
この制度は2000年に公的基準によって規定されたといわれています。
※尚、食品以外の化粧品などの規制は特にないといわれています。
有機マークのない農産物など食品に対して、「有機」・「オーガニック」などの名称の表示に関しては法律的に禁止とされています。
もし、違反したい場合は
個人の場合は1年以下の懲役もしくは100万円の罰金
法人の場合は1億円以下の罰金、更にプレリリースが出されます。
しかしながら、有機JASマークは簡単につけれるものではありません。

登録認定機関に申請・調査をし、その後、農林水産大臣に申請・登録を行って、更に第三者の期間として、農林水産消費安全技術センターに検査を受けて頂いて
報告を頂いたのち、ようやく認定されるといわれています。
有機JASマークも大きさなどの規定がされていたものとしています。
無農薬との違いとは
オーガニックや有機栽培は同じものとお伝えさせて頂きましたが、無農薬とは違ってきます。
よく無農薬で育てました!とか完全無農薬栽培と販売されている食品は最近、よく見かけますが
本来、農林水産省では平成15年に「改正特別栽培農産物ガイドライン」にて禁止されているんだそうです。
オーガニックや有機栽培のように審査を通すために厳しい基準を通過したものではなく、あくまでも生産者のアピールで使ってることも多いともいわれています。
もしかしたら、昨年までは農薬使用していて、無農薬栽培を始めたのが間もないかもわからないから、
本当に体によいものを取り入れたいのであれば有機栽培のものを購入する方が間違えないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私も少し前まで無農薬栽培とオーガニックは同じような認識でもっていたので、このことを知って驚くばかりでした。
有機栽培やオーガニック商品は少々、高めかもしれませんが、このような厳しい条件を通過して安全・安心を得てるのであれば仕方ないな!と
改めて感じました。
JASマークには大きさなどの規定もきちんと決められているといいます。
少々高いかもしれないですが、本物のものを手に入れていくことが今後の環境問題にもよいと思っています。
是非、この機会にオーガニックのことを見直してみてくださいね。