妊娠の喜びに浸ってる暇もなく訪れる試練…それはつわりです。
つわりの程度は人によって様々ですが、今まで好きだったものが突然食べられなくなったり、苦手だったものが食べたくなったり、不思議ですよね。
今回はそんな妊娠初期の食べ物の好き嫌いについてご紹介いたします。
妊娠初期は食べ物の好き嫌いが変わるの?
妊娠初期に食べ物の好みが変わるのは、つわりの関係であることがほとんどです。
つわりによって匂いに敏感になると、今まで美味しく食べていた物の匂いがたまらなく気持ち悪く感じてしまったりします。
よく、ご飯の炊ける匂いが駄目という話がありますが、私も正にそうでした。
仕事から帰ってきて自宅のドアを開けたとたん、タイマーでセットしてあった炊飯器から漂うご飯の匂いに何度も気分が悪くなりました。
ご飯自体は食べられたので、食べられても匂いが駄目な場合もあるようです。
好みが変わったというより、トラウマで食べれなくなることもあります。
それを食べている時に気分が悪くなった…などの記憶で、その後その食べ物を受け付けなくなってしまうのです。
私は、つわりが始まる直前に毎日食べていたカリカリ梅が、つわりが始まってから受け付けなくなり、それから2年以上経過してもまだ食べられません。
逆に嫌いだったものを好きになる方もいます。
つわり中はサッパリした物が好まれる傾向があるので、今まで嫌いだった食材につわり中は救わることもあります。
つわり中の味覚の変化は本当に不思議で、舌で感じる味そのものが変化したように思うこともあります。
そして「今食べたい」と思ったものが、一時間後も食べたいと思うかは分かりません。
刻一刻と食べたい物が変化するのです。
なので私はつわり中、いつも仕事に持って行っていたお弁当をやめ、ランチの時間になったらその時食べたい物を食べるようにしていました。
妊娠初期、つわりがある人におすすめの食べ物は?
【トマト】
食べたくなるものは人それぞれですが、一般的につわり中でも食べられたという意見が多いのが「トマト」です。
爽やかな酸味がつわり中のモヤモヤとした気持ち悪さを和らげてくれます。
トマト自体を丸かじりしても良いのですが、少し食べれるようならトマトジュースを使ってトマトそうめんやトマトうどんにするのもオススメです。
レシピサイトで検索すると沢山出てくるので、参考にしてみてくださいね。
【スイカ】
手に入る季節が限られてしまいますが、スイカでつわりをしのいだという方もいます。
食べられなくても水分補給は大切です。
その点スイカは水分がたっぷり含まれてるので、つわり中にもピッタリです。
【豆腐】
匂いが少なく、後味もあまりないので豆腐もオススメです。
栄養もありますし、パックを開けてそのまま食べれる手軽さも有難いですよね。
【ヨーグルト】
私がつわり中一番お世話になった食べ物です。
何を食べても気持ち悪かったのですが、唯一プレーンヨーグルトにフルーツジャムを入れたものは美味しく食べることができました。
トマトと同じく、酸味があるのが美味しく感じられました。
同じヨーグルトでもハチミツを加えると駄目だったので、トッピングを変えて色々試してみて下さい。
妊娠初期に必要な栄養が取れる食べ物は?
つわりがある時は栄養面まで気にするのは難しいですが、少しでも食べられるようになって来たら栄養のことも考えたいですよね。
【鉄分】
妊娠初期は赤ちゃんにどんどん栄養が取られるので、母体は貧血になりやすくなります。
鉄分補給におすすめの食べ物は、「レバー」「肉」「ひじき」「切り干し大根」「あさり」などです。
鉄分に加え、動物性タンパク質とビタミンCを一緒に取ると、貧血予防に繋がります。
【葉酸】
妊娠すると、病院からサプリメントで葉酸を取るように言われますが、実は葉酸は妊娠する数ヶ月前から摂取するのが望ましいとされています。
妊娠初期に葉酸を取ることで、お腹の赤ちゃんの二分脊椎や無脳症といった病気を予防することができます。
妊娠しやすい体作りにも効果があるので、子供が欲しいと思ったらすぐに取り始めるのがおすすめです。
市販のサプリでは、鉄分と葉酸が一緒に取れるものもあるので便利です。
いかがでしたか?
妊娠中は色々な変化の連続で、自分の体が自分のものではなくなってしまったように感じることもあります。
安定期に入る頃には食べ物の好みも落ち着き、体調も気分も良くなることが多いので、つわり中は無理せず食べれるもので栄養補給して下さいね。