ハーブティーには様々な効能があって、ヨーロッパでは昔から、薬代わりに愛用されていて、
今では薬代わりだけでなく、リラックス・リフレッシュ効果を求めて、だいぶ身近なティーになってきております。
しかしながら、今の時期に温かいままのハーブティーばかりは好まないかと思います。
そんな時におすすめしたいのが、お手軽に簡単に出来る水出しハーブティーです。
作り方もとっても簡単なんですよ。
そこで、今回は夏におすすめな水出しハーブティーの作り方をご紹介させて頂きます。
水出しハーブティーとは?

ハーブに含まれている有効成分のうち、水溶性成分を取り出す方法として、一般的に温かいハーブティーのことで別名「温浸剤(おんしんざい)」
そして、お水で抽出するのが「冷浸剤(れいしんざい)」こと水出しハーブティーのことをいいます。
高温で抽出するハーブティー(温浸剤)に比べると、
水出しするハーブティー(冷浸剤)の方がカフェインやタンニンなどなどの成分を押さえる効果がある抽出する方法でもあります。
その為、高温であっという間に出すのではなく、常温にてゆっくり時間をかけて作ります。
水出しハーブティーに向いている茶葉について

上記にも記載させて頂きました通り、高温で抽出するハーブティーで味が強くでてしまうハーブを水出しにすると飲みやすくなったりします。
水でも出やすい、ハイビスカス・ブルーマロウ・マテ・ミント・エルダーフラワーなどがおすすめです。
ハイビスカスとマロウブルーは水色がでやすいハーブなので、短い時間でもすぐに美味しく飲めます。
マロウブルーはお湯で淹れると途中から酸化し、ネズミ色の水色になりますので水出し向きだったりします。
そして、これから夏にむけてはブレンドハーブティーをアイスティーにしても美味しいかと思いますが、
水出しハーブティーは抽出するハーブによっては水出しでは抽出されないこともあるので、あまりおすすめできないです。
その為、ブレンドハーブティーを冷たくして飲む場合は濃いめにハーブティーを抽出し、一気に氷で冷やしてアイスティーするのがおすすめです。
更に「硬いハーブ」はあまり水出しには向いていなかったりします。
なぜかと言いますと、硬い為、水出しでは抽出しずらいからなのです。
例えば、タンディライオンやオレンジピール・レモンピール・フェンネルなどお湯で抽出するのでも時間がかかるハーブは不向きです。
水出しハーブティーの美味しい淹れ方とは

材料 (500cc分)
お好みのドライハーブ 小さじ山盛り2~3杯・ミネラルウオーター(浄水器のお水でもOK) 500cc
★ 用意する道具
保存用容器(蓋つき)・計量スプーン
作り方
① 容器にハーブとお水を入れます。
お水はできれば常温の方が抽出しやすいのでおすすめです。
出来れば、ミネラルウオーターや浄水器のお水が好ましいですが、水道水を使用する場合は必ず沸騰させてカルキを取ってからのものを使ってくださいね。
② 容器に蓋をして、お好みの濃さまで抽出します。
ハイビスカス・ブルーマロウは抽出1時間ほどで出来上がりますが、ハーブによっては7-8時間ほどかかる場合があります。
③ ハーブを抽出したら、冷蔵庫で保存します。
ハーブの茶葉を取り出して、冷蔵庫で保存します。
水出しハーブティーは傷みやすいので、作ってから1日でできるだけ飲み切ることをおすすめします。
※その他、水出しアイスティーのアレンジについて。

水出しハーブティーだと苦みが少ないため、甘くしなくても十分に美味しくいただけますが、
甘さを出して飲みたい場合は蜂蜜やシロップを入れて飲むとよいかと思います。
そして、フルーツや苺ジャムなどを加えて飲んでもまた、一味違った美味しい味わいにもなります。
更に猛暑などには炭酸で割ったり、焼酎などアルコールで割ってもよいかと思います。
そのままでも、気分であらゆるアレンジで楽しめるのも水出しハーブティーの魅力な部分でもあります。
以上、夏におすすめな水出しハーブティーの魅力や作り方についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
これから暑くなって、ムシムシしてきます。
そんな時に爽やかな水出しハーブティーをお供にこの機会に是非、過ごしてみてくださいね。