一度は誰もが耳にしたことがある葛粉。
冬場になると特に大活躍するものではありますが、実際にどんな効能や作り方などをご存知ですか?
葛粉、1つ、お家のアイテムとしてもっておくのにもおすすめです。
そこで今回は葛粉の効果・効能などを詳しく紹介します。
葛粉とは

葛という植物から作られてる粉末状の粉のことをいいます。
作り方としては、葛の根を砕いて、デンプン質を取り出して作られたもので、
葛の根を細かく切断して、水を浸しておくと下のほうにデンプンが固まってきます。
その後、何度も水を入れ替えて沈殿を繰り返す工程を経て、デンプンから不純物を取り除いて乾燥させます。
繰り返すことによって、純白なデンプンが出来上がります。
そのため、かなり手間をかけて仕上げた純正の本葛粉はどうしても高価な値段がついてしまうんだそうです。
葛粉は体を温める作用があり、冷えにくく冷えることで固まると片栗粉のようなとろみのような成分があるのでお料理のとろみつけにもおすすめです。
純正の本葛粉は実際に生産量としてはとても少ないもので、市販で販売されている葛粉の半数以上のものがじゃがいもやサツマイモ・コンスターチなどのでんぶんが混入されてることが多いです。
葛粉の主な効果・効能について

① 風邪予防
葛根湯という漢方薬が有名ですが、こちらも葛からできたもので殺菌効果があることから葛には風邪予防の働きがあるといわれていて、すぐれた発汗作用に解毒作用があることから喉の炎症や筋肉の緊張をほぐす効果物質が含まれていることから、
特に効果的なものとして風邪をひきそうだなと思うときや風邪の初期症状にすぐに葛粉を飲むとを温めてくれるのでおすすめで、効果があります。
② ダイエット効果
葛湯ダイエットはカロリーが低いことからおすすめで、断食の際や食前前に満足感に得られるのでおすすめです。
体を温めてくれることによって代謝があがるので痩せやすい体質になるといわれています。
朝食代わりにもおすすめです。
③ 二日酔い効果
葛の中に含まれているイソフラボンにはアルコールを分解する力があるといわれていて、そこから二日酔いの時に飲むとよいといわれています。
それだけではなく代謝や食欲を抑えてくれる働きもあるそうなんです。
④ 糖尿病予防
葛の中に含まれていますプエラリンを糖尿病の薬と一緒に摂取することで、血糖値を下げるのに効果的と言われています。
⑤ 下痢止めに
粘液を引き締める作用や消炎作用あるので、整腸作用及び下痢止めにもなるといわれています。
消化もゆっくりくれることから胃の負担も少なくて、芯から体を温めてくれます。
葛湯のおすすめな摂取の仕方
葛は秋の七草の一つと言われていて、葛の開花時期は8月初旬から9月末頃の初秋だといわれています。
葛、そのものは若葉や根・花が食べられて、天ぷら・あえもの・炒め物にしても食べられるのが人気です。
そして、葛粉からの和菓子や葛湯は本当においしいのでお勧めです。
★ 葛粉からする葛湯の美味しい作り方を紹介します。

● 材料(1杯分)
葛粉 10g・熱湯 100g・砂糖またははちみつ(好みで)適量
● 作り方
① 器をまずはよく温めます。
② 葛粉を器にいれ、少しのぬるいお湯(10g程度)でかき混ぜながら葛粉を溶かします。
③ 次に沸騰した熱いお湯を注ぎながら、②を軽く混ぜ合わせていきます。
④ お好みで砂糖(はちみつ)を加えれば、とろ~り美味しい葛湯の完成です。
★ 体がとっても温まるので心がとっても落ち着いて、ぐっすり眠りにつきます。
まとめ
以上、葛粉の効果・効能などを詳しく紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
葛粉はくずもちなどの和菓子でもすごく有名でおいしいですが、とてもこれからの時期にとてもおすすめな食材の1つです。
是非、この冬は葛粉を家庭アイテムと1つとして、取り入れてみてくださいね。