皆さんは普段どんなリンスを使っていますか?
最近はドラッグストアでも頭皮や髪に優しいシャンプー&リンスが多く出回っていますが、ちょっと値段が高い物も多いですよね。
試すにはちょっと高いと感じているなら、手作りリンスはいかがでしょうか。
今回は100円ショップなどでも簡単に手に入る「クエン酸」を使ったリンスの作り方や使い方、そして効果についてご紹介します。
クエン酸リンスとは?どんな効果があるの?
クエン酸リンスとは、クエン酸さえあれば簡単に手作り出来てしまうリンスです。
そもそもクエン酸とはレモンなどの柑橘類に含まれている酸っぱい成分のことで、運動やストレスで体に溜まってしまった疲労物質「乳酸」の排出を助ける効果がある為、疲労回復成分として有名です。
その他、掃除にも効果的で、酸性のクエン酸は水垢や石鹸カスなどアルカリ性の汚れを落とすのに役立ちます。
そんな万能なクエン酸を髪に使用すると、地肌の血行を良くしたり、古い角質を落としたり、そして髪自体も綺麗にしたりする効果があります。
毛穴の角栓取り除いてくれるので、抜け毛予防にも効果的です。
クエン酸リンスは特に石鹸シャンプーを使っている方にオススメで、石鹸シャンプーによってアルカリ性に傾いた髪を、酸性のクエン酸が中和してくれるので、髪がサラサラになります。
クエン酸にはキューティクルを引き締める効果もあります。
濡れたまま放置してしまった髪や傷んだ髪は、髪の表面を鱗状に覆うキューティクルが開きっぱなしになり、剥がれ落ちやすくなってしまいます。
クエン酸でキューティクルを引き締めれば、髪の傷みを防ぐことができます。
キューティクルが引き締められると、髪の水分や栄養分も逃げにくくなりますので、髪がツヤツヤになります。
クエン酸リンスの作り方
基本の材料は「クエン酸大さじ1〜2」「水(水道水でもミネラルウォーターでも何でも良い)300ml」「リンスを入れる容器」のみです。
容器はポンプの物などをお好みで用意して下さい。
クエン酸も容器も100円ショップなどで手に入りますし、クエン酸は薬局での取り扱いもあります。
作り方はとても簡単で、上記の量のクエン酸と水を良く混ぜるだけです。
クエン酸は粉末なので、上手くボトルに入らない場合は、洗面器などであらかじめ水に溶いてからボトリングしても良いでしょう。
じょうごを使うと簡単にボトリングできます。
基本のクエン酸リンスを使ってみて物足りない感じがした方は、保湿成分であるグリセリンをティースプーン半分くらい足してみて下さい。
香りが欲しいと感じた場合は、精油を5滴程追加すると気持ち良く使うことができます。
【オススメの精油】
・ラベンダー(地肌の血行促進)
・イランイラン(地肌の皮脂分泌を調節。抜け毛予防)
・ユーカリ(フケやかゆみ予防)
・ティーツリー(地肌や髪の保湿)
自分の好きな香りや効能で精油を選んでみて下さい。
クエン酸リンスの使い方と注意点
クエン酸リンスは使う時に薄めて使用します。
洗面器にお湯を3分の1程度はり、クエン酸リンスの原液を大さじ2〜3杯程度混ぜてリンス液を作ります。
リンス液を髪にかけて馴染んだら、すぐにお湯又は水でしっかり濯げば完了です。
髪の長い方は、まず洗面器の中に毛先部分を浸してしっかりリンスしてから、最後に頭皮にかけると効果的です。
頭皮にかける時は、目に入るとしみるので気を付けてください。
クエン酸は自然のものではありますが、中には肌に合わない方もいます。
心配な方は薄めの濃度から始めるか、パッチテストを行なってから使うと安心です。
そして、特に精油をプラスした原液は濃いので、手で触ったりそのまま使うことのないように注意してください。
保存期間は冷蔵庫で10日〜2週間程度ですが、保存料などが入っていない手作り化粧品なので、なるべく1週間程度で使い切った方が良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
クエン酸リンスはお金もあまりかからず簡単に作ることができるので、気軽に試せますよね。
最近髪や地肌の調子がイマイチな方は是非、クエン酸リンスをヘアケアに取り入れてみてください。