現在、日本の離婚率は30パーセントを越え、3人に一人が離婚すると言われています。
「この人だ」と思って結婚したのに、なぜ離婚という選択になってしまうのでしょうか。
今回は結婚3年目の私が、離婚そして結婚について書いてみたいと思います。
そもそも結婚って良いもの?
結婚して良かったことは何かと聞かれれば、多くの人が「好きな人と毎日一緒にいられること」と答えると思います。
そして、相手の家族が自分の家族となり、自分を気にかけてくれる人が増えるのも結婚の幸せな面ですよね。
経済的な面では、一緒に生活することで水道光熱費や食費を抑えられたり、お互いの収入で安定した暮らしをすることも出来ます。
まだまだ結婚生活を語るには結婚年数の浅い私ですが、結婚して良かったかと聞かれれば、「良かった」と言えます。
私は昔から子供を育てたいと思っていたので、結婚して子供を授かり、夫婦で育てられたのも良かったと思っています。
日本の離婚原因で多いのは何?
【性格、金銭感覚の不一致】
離婚に至る原因で一番多いのは、やはり「性格や金銭感覚の不一致」です。
お付き合いしている時点では良かったものの、いざ結婚してみたら合わないというケースも多く見受けられます。
【DV】
体への暴力だけでなく、モラルハラスメントなど精神的に相手を苦しめることもDVとなります。
【浮気】
浮気の定義は人それぞれですし、一度なら許そうと考える人もいると思いますが、やはり離婚原因の多くを占めています。
【お互いの家族、親族との関係悪化】
本人同士の関係だけでなく、お互いの家族や親族が関わって来るのが結婚です。
良くある嫁姑問題だけでなく、相手の家族と自分の家族の折り合いがあまりにも悪く、離婚に至るというケースもあります。
「結婚は良いもの」と考えている私でも、このような原因があったら離婚を考えてしまうかも知れません。
どれも共に生活して行くには難しい状況で、無理に耐えようとすると自分の心身を壊してしまうかも知れません。
どんなことに気を付ければ、結婚生活は上手く行く?
まず自覚しなければいけないのが、「結婚」と「お付き合い」は別物ということです。
勿論、お付き合いの延長線上に結婚が存在する場合も多いでしょう。
しかし、結婚を意識するならお付き合いしてる時とはまた違った視点で相手を見極めなくてはなりません。
【結婚前】
まずは相手のことをもっと良く知る必要があります。
特に、生活習慣や金銭感覚に関しては沢山の情報を得た方が良いでしょう。
金銭感覚は、服や持ち物、飲食店などの利用の仕方から確かめることができます。
私は好きな服を大切に何年も着まわしてるのですが、主人はそういった所から私の金銭感覚が自分と合っていると思ったそうです。
そして、相手の家族について知るのもとても大切です。
実際に家族や親族を紹介してもらったり、幼少期の話などを聞くことで家族の雰囲気が分かります。
相手の実家にお邪魔する機会があれば、アルバムを見せて貰うのも良いでしょう。
アルバムを見ると、相手の方が育った環境が良く分かります。
行事に重きを置いていたり、旅行が好きだったり、アウトドアが趣味だったり…これからの相手との生活に関わる情報が沢山あります。
もしお互い結婚の意思が確認出来たら、お互い譲れない条件についてハッキリ話し合うのがとても大切です。
私と主人の場合は、それが同居についてでした。
少し話し辛いことだったと思いますが、結婚前にハッキリと同居したい意思を伝えられ、私自身ゆっくり考えてそれを承諾したので、結婚後に揉めることはありませんでした。
言いにくいことを後出しにすると、騙されたという気持ちも強くなり、離婚原因に繋がってしまうことがあります。
【結婚後】
晴れて夫婦になったとは言え、違う家庭で育った者同士。
日が経って冷静になるにつれ、自分の常識と違う部分が目に付くことがあります。
そんな時に必要なのが、余程のことでない限り相手の慣習や好みを受け入れ、自分の慣習や好みも押し付けないということです。
例えば我が家の場合、主人はご飯を固めに炊くのが好きですが、私が普通にご飯を炊いても文句は言いません。
逆に主人が固めにご飯を炊いても、私は文句を言いません。
これは些細な例ですが、いつも心に「まぁいいか」という余裕を持つことは、夫婦関係を良好に保つ最も大切な秘訣だと思っています。
そして、一番大切なのが、お互い尊敬出来る部分や感謝を伝えることです。
結婚生活に慣れて来ると、ついつい忘れてしまったり照れ臭くなってしまったりしますが、「こんな所が凄いね、流石だね」「ありがとう」など、意識して言葉に出してみましょう。
いかがでしたか?
結婚は、紙一枚を役所に出せばできてしまいますが、家と家とを繋ぐ重大なものです。
祝福されて結婚した二人が、離婚という悲しい選択をすることがないよう、しっかり相手と向き合ってみてくださいね