賃貸にしても持ち家にしても、家選びをするには後悔してしまうような失敗を避けたいものです。

なぜなら、家選びでもし失敗してしまったら、生活していく中で様々な問題に直面するだけでなく、その問題に対処していくことにもお金がかかるなど、リスクが大きいからです。

特に持ち家の場合、長年ローンを組んで購入するケースも多く、それを手放すとなると再び持ち家を持つことが困難になってしまう方も、現実には少なくありません。

そうした、後々後悔してしまうような状況を招かないためにも、家選びで重要なポイントを、自分や家族のライフスタイルや健康状態に照らし合わせ、幾つか把握しておくことは大切です。

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家選びで後悔しないためのポイント・立地編

まず、賃貸であっても持ち家であっても、どこに立地するのか、ということが、そもそも家選びでの後悔を回避する重要なポイントになります。

そしてこの「立地」ですが、後述するように住む人のライフスタイルによっても、「良い立地」はある程度異なってきます。

ところでそもそも日本列島は、世界でも自然災害が発生しやすい地域の一つですが、自然災害が起こる可能性が、少しでも低い場所に住もうとする努力は大切です。

例えば、崖の上や下などは、余りお勧めはできません。

それから海の近くでは、万一の津波に備えできるだけ海抜の高い場所に住むこともお勧めします。

特に高齢者や体の不自由な方などには、津波で浸水するリスクがより低い場所に住むのがお勧めです。

また、居住者のライフスタイルによる「良い立地」の違いといえば、通勤や通学その他で普段電車を使うかどうかということは、かなり重要です。

もし普段電車を使う(あるいはその予定がある)場合、できるだけ近くに鉄道の駅か、駅に向かうバスのバス停があることは重要です。

それから、いわゆる閑静な住宅街、特に近年開かれた住宅地の場合、夜暗くなってから人通りが少なくなりがちなので、暗くなってから帰宅することの多い女性には防犯上必ずしも安全ではないということも、知っておきましょう。

家選びで後悔しないためのポイント・建物編

立地の他に、何といっても建物本体にも、選んで後悔しないためのポイントが沢山あります。

例えば集合住宅や、一戸建てでも隣家との距離が極めて近い場合重要なポイントの一つとなるのが、壁の厚さや、それによっても大きく左右される防音性です。

生活の中でどうしても出てしまう程度の騒音でも、極端に漏れたりすれば隣家とのトラブルになる恐れがあります。

また、隣家その他外部の騒音が、こちら側にとっての迷惑になってしまう危険も避けたいものです。

壁の厚さや防音性は、こうしたことによる後悔を回避するための重要なポイントになります。

気候に合った建物であるかということも、家選びでの後悔をしなくて済むためには重要な点です。

例えば沖縄では台風での損傷を防ぐために平らな屋根が、また豪雪地帯では積もった雪の重量で建物が倒壊するのを防ぐために傾斜の急な屋根(合掌造り)が、それぞれ伝統的に造られてきました。

こうした工夫が何らかの形で取り入れられて、現代に活かされている建物であるかということも、重量なポイントの一つです。

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「家相」よりも現実の生活での適不適を重視しよう

ところで日本では、家選びの際に「家相」を重視すべきポイントとする方が、まだ少なくありません。

「家相」とは、一言でいうといわゆる占いの一種で、「この方角に出入り口があると幸せになる(あるいは不幸を招く)」などの内容があります。

こうした「家相」が、時として現実の生活での適不適以上に重視されることが、まだあります。

しかしながら、この「家相」にも様々な流派があり、ある派で「吉相」とされる「家相」が、別の派では「凶相」とされたりすることは、沢山あります。

「家相」がどうしても気になるというのも、一つの人情ではありますが、まずこうしたことを知っておくのも、極端に「家相」に振り回されることからの解放につながります。

「家相」に振り回される余り、現実の生活での適不適がおろそかにされてしまったら、それこそ後悔は大きなものになってしまいます。

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