皆さん、ほうじ茶と番茶の違いをご存知ですか?
見た目や味にしても似たりよったりしますが、お茶の種類もカフェインの含む量なども異なるようですよ。
そこで今回はほうじ茶と番茶の違いやカフェインの量を含んだ、効果・効能までご紹介します。
ほうじ茶と番茶の違いとは?

ほうじ茶・番茶、どちらも緑茶と全く同じ茶葉になります。
緑茶は「一番茶」からはじまり、「二番茶」、「三番茶」、「四番茶(秋冬番茶)」と分けられています。
一番茶とは4~5月までに摘んだものと指し、二番茶とは6~7月、三番茶は8、9月と続いて、
更にそのあと摘まれたお茶は全て、四番茶といっていて、一般的な番茶はこの時期に摘まれたもので作られています。
しかしながら、番茶も地方によっていろいろと呼び名が違ってきて、例えば北海道や東北ではほうじ茶のことを番茶とおっしゃったり、
関西では一番茶の煎茶の仕上げの行程の際に荒茶から選別したお茶を番茶と呼ばれたり様々です。
(この番茶の場合はは緑っぽい茶葉になります。)
更に四番茶を番茶と呼ぶものをほうじ茶といってるものの、厳密には煎茶を焙じたものを指すようですが、
生産量はごくわずかなため、一般的にはほうじ茶はそれを更に焙じたものを指しています。
ほうじ茶の作り方について

ほうじ茶の原茶となっている番茶も茶の葉こそ違うものの、煎茶と同様に摘んだ後に蒸して酸化を抑制し、摘みながら乾燥して仕上げていきます。
こうして作った番茶を焙じ機という機械を使って、高温で焙じます。
高温で焙じることによってカフェインがとんで、同時にほうじ茶特有の香ばしさが生まれてきます。
番茶とほうじ茶のカフェインの量について
ほうじ茶と番茶は基本的には同じ茶葉になりますが、一般的な話をすると番茶よりほうじ茶の方が焙煎することによってカフェインが飛ぶためほうじ茶の方がカフェイン量は少なくなります。
ただし、番茶自体も緑茶に比べてだいぶおそい時期に収穫されてることからだいぶ少なくなっています。
更にほうじ茶の中でも番茶などを原料としたほうじ茶は低カフェインとも呼ばれています。
ほうじ茶と番茶の効果・効能について

ほうじ茶や番茶の水色は基本的に黄色っぱいものがほとんどですが、この水色こそが緑茶と言われている大きな違いでもあります。
(※例外で番茶の中には緑っぱい水色のものもあります。)
カフェインが少ないというお話は上記でも何度か触れましたが、煎茶同様にカテキンは含んでおり、抗酸化作用・抗菌作用・体脂肪を燃焼する働きなどがあります。
カテキンを更に深くお伝えしますと、高血圧の抑制・血中コレステロールの調節、血糖値の調節などの作用があるので、
高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防に繋がったり、上記にも書かせて頂きましたが抗酸化作用によって老化防止になるほか、抗アレルギーなどウイルス感染を防いで風邪を予防したり、虫歯予防にもつながります。
更に脂肪燃焼にもつながるため、ダイエットの時のドリンクとしてもおすすめです。
緑茶は体を冷やしてしまうこともあり、夜に飲むと寝れないという声もありますが、ほうじ茶や番茶はカフェインが少ないため、眠る前でも安心して飲めますし、小さなお子様やご年配の方も安心して飲むことができるのが特徴のお茶でもあります。
まとめ
以上、ほうじ茶と番茶の違いやカフェインの量を含んだ、効果・効能を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
とても身近なお茶ではありましたが、番茶とほうじ茶の違いがこのような形だったりとか?
カテキンが思っていたよりも含まれていることに驚きました。
カフェインが少ないので、眠る前でも安心して飲めるので今後、摂取していきたいと思いました。
カフェインを気にされてる方、是非、この機会に番茶やほうじ茶を飲んで過ごしてくださいね。