皆さん、ハーブオイルをご存じですか?
オリーブオイルにお好みのハーブを加えて、お料理の仕上げなどにひと役かってくれたり、
ホホバオイル・アーモンドオイルなどにお好みのハーブを加えて、スキンケアやボディケアなどにも役立てたりと
ハーブオイル一つ、とっても幅広く活用することができるんですよ。
そこで今回はお好みのオイルに漬けるだけでできるハーブオイルについて詳しく綴っていきたいと思います。
ハーブオイルとは?
ハーブの有効成分を抽出できるもので、オイルの脂肪分により、有効成分を抽出することができるものをいいます。
スキンケアやボディケアとして、または傷の治癒に役立ててくれます。
更にハーブの種類を変えることで食べものにも使用が可能で、ハーブオイルを使うことによって、
お魚やお肉の臭みを消してくれ、風味もUPする役割をしてくれるそうです。
スキンケアなどで使うハーブオイルについて。

まず、ハーブオイルを作り方のご紹介する前にスキンケアやボディケアでハーブオイルを作る際には
下記のハーブがおすすめです。
(1) ラベンダー
殺菌作用・鎮静作用・リラックス作用があります。
更に傷を治癒する働きなどがあるので、炎症またはヤケドのケアなどにもおすすめです。
(2) カモミール
抗炎症作用・鎮静作用・創傷治癒作用があります。
アレルギー皮膚炎やアトピー・蕁麻疹などの湿疹などのケアにおすすめです。
心が落ち着く作用もあるので、疲れた時にもおすすめです。
(3) ヒース
シミ・そばかす・色素沈着が気になる方にもおすすめです。
美白オイルを求めている方はこちらのハーブを使用するとよいですよ。
(4) ローズ
華やかな気持ちにさせてくれて、女性ホルモンを整えてくれる効果があります。
気持ちも明るくなるので、落ち込んだ時にもおすすめです。
(5)カレンデュラ(マリーゴールド)
肌荒れや切り傷などにとても効果的です。
やけどや炎症の際の応急処置にもおすすめです。
マッサージオイルやハンドクリームなど幅広く活用できます。
そして、上記のハーブを使ってオイルを作る際には。
ホホバオイル・アーモンドオイル・ひまわりオイルなど良質なオイルを使用してください。
尚、手軽に使えるエキストラバージンオイルやグレープシープオイルでも大丈夫です。
★ ハーブオイルの作り方。

材料
上記のお好みのハーブ(ブレンドしてもOKです。)・煮沸した耐熱ガラス瓶・お好みのオイル
作り方
① 煮沸消毒した耐熱のガラス瓶にオイルとハーブを入れ、スプーンなどでハーブとオイルをよく混ぜ、湯煎にかけて温めます。
② 弱火で一時間程度湯煎にかけます。(鍋のお湯がなくならないように注意!)
③ 火を止めて、湯煎していたお湯から出さずにそのまま2~3時間放置します。
④ ガラス瓶をお湯から取り出し、常温で数日間放置しておく。
⑤ オイルに香りが移ったらオイルを濾してハーブを取り除く
※ 出来上がりまでにだいたい1週間みていただけたら大丈夫です。
このオイルでマッサージを楽しんだり、軟膏や石鹸づくりなども楽しめます。
食で使うハーブオイルについて

食でハーブオイルを使うことによって、風味や香りが増して更に料理が美味しくなります!
おすすめのハーブは下記のものがおすすめです。
(1)ローズマリー
ハーブオイルの代表的なハーブともいえます。
ハーブオイルの大半にローズマリーが使用されることがほとんどです。
肉料理の臭い消しに、且つ他のハーブやスパイスとも相性がよいのが特徴です。
(2)タイム
肉や魚の臭い消しによく使われます。
お酒と一緒にムニエルなどの下味に一緒に漬け込むことも。
単品のハーブオイルとしても利用されることがあります。
(3)ガーリック
一般的に料理の隠し味として使われることが多い香辛料。
他のハーブと組み合わせて、ハーブオイルとして使うことが一層味が深まり美味しいオイルができます。
(4)セージ
肉料理の臭み消しによく利用されていて、タイムと組み合わせて使うことが多いです。
ただし、少量でもクセがあるので使う量に注意が必要です。
尚、使用するオイルはオリーブオイル又はエキストラバージンオイルがおすすめです。
★ ハーブオイルの作り方。
食べ物のハーブオイルを作る場合はフレッシュハーブがおすすめです。

材料
上記のお好みのハーブ(ブレンドしてもOKです。)・煮沸した耐熱ガラス瓶・お好みのオイル
特におすすめなハーブがローズマリーです。
是非、活用してみてくださいね。
作り方
下準備として、フレッシュのハーブは一度、洗って水分をキッチンペーパーで完全に落とすようにしてください。
(※水分が少しでも入ると、傷んでしまう恐れがあるので注意が必要です。)
① 煮沸した瓶にお好みのハーブを飾るために少しだけいれます。
その後、残りのお好みのハーブとオリーブオイルを鍋に入れ、ゆっくりと弱火で5分ほど温めます。

② 沸騰させないようにするのがポイント。火を止めたらそのまま冷めるまで置いておきます。
③ 鍋からお好みのハーブを取り除き、先ほど用意したビンにオイルを注ぎ、
ふたで密閉したまま1週間ほど寝かせれば出来上がりです。
④ ただし、ハーブの葉がオイルの表面から出ていると、そこからカビが生えてしまいますから、気をつけてくださいね。
使っていくうちにハーブの頭が出てきたら、抜いてお料理に使いましょう。
※ 日持ちは冷蔵庫で保管すれば1か月ほどもちます。
★お勧めの組み合わせレシピの一例
① ローズマリー 2株・とうがらし 1本・クローブ 3-5本・食用油 適量
② ローズマリー 2枝・ガーリック 1-2片・タイム 適量・食用油 適量
以上、お好みのオイルに漬けるだけでできるハーブオイルについてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
ハーブオイル、ハーブの用途によって食のものスキンケアなど幅広く活用できるすぐれもの。
食のハーブオイルは置いておくだけでもインテリアになってくれるので、是非、一度チャレンジしてみてくださいね。