皆さん、ドライハーブで作る「チンキ」をご存知ですか?
今ではハーブショップで市販のチンキなども販売しておりますが、
ドライハーブチンキを手作りで作るのはとても簡単でお財布にも優しくて、万能に活用できるのでとてもお勧めです。
そこで今回はドライハーブで作るチンキの魅力についてお届けしたいと思います。
ハーブチンキとは
ハーブをアルコールに漬け込んでハーブの有効成分を抽出したものをいいまして、ハーブティンクチャーとも言われてます。
内用・外用の両方で利用できるのが魅力的です。

飲用ハーブティーより更なる濃厚な成分を摂取できるので、ティーで補えない部分をさらに飲用で摂取すると更なる効能が期待でき、外用の場合は効能であらゆる用途にて活用することができます。
なんと、出来上がったドライハーブチンキは冷蔵庫保存で約1年間もの保存ができますよ。
チンキの作り方
早速、ドライハーブで作るチンキの作り方についてご紹介していきます。
材料
お好みのドライハーブ 20g(1種類のみでも2種類以上でも可。)
40℃のウオッカ又は35℃以上のホワイトリカー 400ml
(※外用のみであれば、無水エタナールでも代用可でその場合は240mlと精製水160mlを使用します。)
熱湯煮沸をしたガラス製瓶 1つ

作り方
①使用するドライハーブは軽くミルですりつけて、ガラス製瓶にいれて、ウオッカまたはホワイトリカーを注いで蓋をします。
②①を最低でも1ヶ月くらい直射日光を避けて保存して、ハーブの成分をゆっくり抽出させます。
作ってから初めの3週間は毎日ビンを振って、ハーブとアルコール水を馴染ませます。
③出来上がったら、ザルやキッチンペパーなどを使ったろ過させます。
④ろ過したハーブチンキ液をガラス製密閉容器などに移し、レシピを日付を書いたラベルを貼って保存します。
ハーブチンキの用途について
作ったハーブチンキの使い方をご紹介していきます。
①お茶やドリンクに数滴加えて使う。

どんなドリンクでもかまいません、日頃飲んでいるコーヒーや紅茶・日本茶を始め、ジュースにちょっと加えても摂取が可能です。
もちろん、ハーブティーに加えても大丈夫で更なる相乗効果が期待できます。
②入浴剤代わりに使用する。

原液のまま1バスタブに対して30ccを加えて使用するとよいです。
びっくりするほど、体が温まるのでお勧めです。
もちろん、ハーブ風呂に加えていただいても大丈夫です。
※原液のままを利用するのがもったいない方は別に専用バスウオーターなどを事前に作ってもよいかと思います。
補足
バスウオーターの作り方(1回分 作ってから1ヶ月利用が可能)
材料 ハーブチンキ 25cc お好みの精油 合計5滴まで(1種類でも2,3種類でもOK)
作り方
全ての材料を混ぜ合わせて、バスタブに入れて混ぜて使えば出来上がりです。
③手作り化粧品として利用する。

化粧水を始めとして、乳液や保湿クリームなどさまざまな用途で利用することができますよ。
ここでは誰もが一番簡単に作ることができる手作り化粧品の作り方をご紹介していきます。
材料
手作りハーブチンキ 5ml
精製水(ハーブウオーターでもOK)95ml
グリセリン 3ml(※保湿効果があります。)
作り方
上記の材料をよく混ぜて、容器に入れて冷蔵庫で保存して出来上がりです。
作ってから3ヶ月ほど、保存しますよ。
化粧水としての利用のほか、お風呂上りに体全体にかけてもよいですよ。
④消臭剤や虫除けスプレーにもなる。

お好みのハーブチンキ5mlに対して、精精水 95mlで薄めるとできます。
お勧めのハーブチンキのハーブの種類について

ここまでハーブチンキの活用方法などを綴らせていただきましたが、最後にチンキにするのにお勧めなハーブをいくつかご紹介していきます。
★単体ハーブ
①エキナセア
免疫力UPハーブで飲用チンキとして、お勧めです。
②ローズヒップ
ビタミンCの爆弾といわれているハーブで、飲用チンキとしてお勧めです。
③レモングラス
殺菌効果によいといわれているハーブで、虫除け・消臭スプレーなどにお勧めです。
④カモミールジャーマン
安眠効果などを始めとしたリラックス効果が最も高いハーブ、発汗作用などもあります。
飲用チンキとしても化粧水などの外用チンキ、どちらもお勧めです。
★ブレンドハーブ
①ハンガリー水ティンクチャー
ローズマリー・ペパーミント・ローズ・オレンジピールをブレンドしたもの。
お肌に優しく・全身ケアにお勧めです。
②美肌ハーブチンキ
オレンジフラワー・カモミールジャーマン・ヒース・ローズヒップをブレンドしたもの。
日焼け後の化粧水やパックなどにお勧めです。
③万能ハーブチンキ
ラベンダー・カモミールジャーマン・カレンデュラをブレンドしたもの。
小さなお子様でも利用ができて、保湿クリームやおむつかぶれにもお勧めです。
以上、ドライハーブで作るチンキの魅力をお届けさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
是非、この機会にドライハーブでチンキを作ってみてくださいね。
これからの季節代わりの心身のケアに1本ありますととても便利ですよ。