皆さん、突然ですが、ハーブボールって聞いたことがありますか?
よくアロママッサージなどで見かけたりするかと思いますが、決してグッズなわけではないんですよ。
実に昔から治療などに使われてきたものなのだそうです。
使用することによって、身体の芯から温まるので硬直した筋肉などもほぐれ具合が劇的に変わるんだそうです。
しかしながら、いざ作ろうと思っても作り方などわからないですよね?
そこで今回はハーブボールの効果や作り方などについて詳しく綴っていきたいと思います。
ハーブボールとは?

インドやスリランカにて5000年ほど前から歴史があるもので、アーユルヴェーダが発祥とされ、
タイで発展し、古代マッサージとして使われるハーブや薬草が入った蒸し器で温められたボール状のもので、
綿の布に包んで茶巾のようにしっかりとタコ糸のような丈夫な糸で縛っていき、手で持ちやすいように成形していったものです。
ハーブボールの使い方とは?

ハーブボールは蒸し器で温める前にしっかり濡らしてから温めて使います。
ハーブ自体をしっかり水分をふくませる必要があるので、お水に10分程度は浸けておきます。
その後に蒸し器で10分程度、蒸してから使用します。
それを不調の体の部分に当てて、患部を治療するというものなのだそうです。
患部にあててマッサージをすることによって、筋肉の硬直を改善し、リンパの流れを促進することによって、
自律神経のバランスを整って、免疫力を高めていきます。
更にハーブボールの中に入っている薬草やハーブとの相乗効果にも期待できます。
尚、熱すぎるハーブボールは使わないようにします。
更に冷たすぎるハーブボールも使用せず、熱すぎず・冷たすぎずのハーブボールが患部に当てるのには一番よいと言われています。
ハーブボールに使うおすすめなハーブや薬草とは?
ここではハーブボールに使うのにおすすめなハーブなどをご紹介させて頂きます。

① レモングラス
タイでもよく使っているハーブです。
殺菌作用・抗菌作用・風邪予防・虫よけ・消化促進・子宮浄化作用など
※妊娠中は使用を避けること。
② よもぎ
女性ホルモン・生理痛・冷え性・便秘・デトックス・免疫力アップなど
③ シナモン
むくみ・冷え・肩こり・美肌作用・殺菌・抗菌作用・水分代謝促進作用など
※妊娠中は使用を避けること。
④ しょうが
殺菌作用・風邪予防・冷え・血行促進・発汗作用・代謝促進など
※妊娠中は使用を避ける・ハーブボールには干した生姜がおすすめ。
⑤ しそ
貧血・精神安定・下痢・咳・利尿作用・発汗作用・花粉症など
⑥ おおばこ
むくみ・咳止め・利尿作用・下痢止めなど
⑦ ローリエ
冷え・生理痛の緩和など
⑧ パセリ
疲労回復・食欲増進などに効果あり
⑨ バジル
健胃・イライラや不安・不眠症を改善・抗アレルギー作用など
⑩ 月桃
沖縄ではサンニンと呼ばれているハーブです。
防腐・抗菌作用・更年期障害・女性ホルモンを整える働き、咳を伴う風邪に。
⑪ すぎな
利尿作用・むくみ・収れん・消炎・解熱・抗菌などに効果があり。
⑫ ハトムギ
生薬名 ヨクイニンと言われています。
むくみ・美肌・利尿・消炎・代謝促進など
ハーブボールの作り方
早速、自宅でもできるハーブボールの作り方をご紹介させて頂きます。
材料
オーガニックコットン・タコ糸・体質にあわせたオーガニックハーブ又は薬草
作り方
① オーガニックコットンをハンカチ位の大きさにカットします。
② オーガニックハーブと薬草をオーガニックコットンでてるてる坊主ように包んで、タコ糸でとめていけます。

③ 止めやすいようにてるてる坊主の下の部分(スカートの部分)をさらにグルグル巻きにして完成です。
