皆さん、突然ですが小児鍼ってご存知ですか?
私も小児鍼を実際に知ったのは今年の春頃でした。
関東ではまだまだ認知度が低いものの、大阪を拠点に関西では昔から小児鍼というのは夜泣きなどが多い赤ちゃんなどを中心に小児鍼をされてたそう。
そして、今現在でも私が住んでいる大阪では各地の鍼灸院にて小児鍼を取り扱ってるいる箇所が多数、あります。
しかしながら、実際に鍼って聞くと大人の方のように痛いのでは?とか不安になったりしませんか?
小児鍼は刺さない鍼なので決して、痛くないものなんですよ。
実は私の息子もあるきっかけで2歳すぎてからではありますが、今現在にわたり小児鍼に通わせています。
そこで今回は小児鍼のことや実際の効果など息子の実体験なども含めまして、詳しく綴っていきたいと思います。
小児鍼とは
今から250年前の江戸時代からある疳の虫によいといわれている治療法とのことで生後1ヶ月から12歳までのお子さんに適用する鍼治療のことをいいます。
冒頭にも触れさせていただきましたが、大人の鍼治療と違って体に針を刺すことは全くありません。
小児鍼専用の「はり」を使用して、お子様の体に優しく触れるように表面にタッチさせてなでるようにさすることでお子様自身を精神的にリラックスさせ、脳ストレスを解消することで健康的な発育を促し、元気な体を作るための全身治療と言われています。

お子様によっての個人差はありますが、続けていくことによって免疫力が高まったり、成長ホルモンの分泌を促し、発育成長にもよいとも言われています。
小児鍼の効果について
ではどんなお子さんに向いてるのか?をここからは綴っていきたいと思います。

①疳の虫が強い子
昔っから疳の虫が強い子っていたかと思いますが、小児鍼の一番の効果ともいってもいいのではと思います。
そもそも疳の虫とはどのような子かといいますと?
夜泣きが多い子、寝つきが悪い子、ヒステリーな子、食欲がない子、噛み付く子。
イライラする子、物を投げる子、壁や物に頭をぶつける子などを指します。
②アレルギー症状・喘息や鼻炎もちの子にもよい
小児鍼をすることによって、気管も強くなると言われているので喘息などにもよいといわれています。
③その他の症状
おねしょをよくする子、トイレトレーニング中の子、ひきつけ・てんかんを持ってる子。
チック症状を持ってる子、よく熱を出す子、いびき、歯軋り、目を開けて寝る子。
激しい人見知りや発達障害の子などあらゆる症状によいといわれています。
小児鍼の治療方法及び息子の実体験について
小児鍼がこんな沢山の効果によいとは驚いた方も多いかと思いますが、ここからは簡単な小児鍼の治療方法についてを息子の実体験を含めながらご紹介していきます。
先生に応じてもお子様の治療内容に応じても施術方法は変わってきますが、息子が通っている小児鍼ではこのような流れとなっています。

①まずはオムツ1枚(パンツ1枚)になります。
②先生が今現在の症状を聞いてきます。
③その後、その症状に応じた施術をおこなっていきます。
④基本的には小児鍼のみの治療がほとんどですが、症状に応じてはお灸治療があったりします。
⑤全体的に治療を約10-15分ほど触診したら終わります。
尚、小児鍼は下記のようなものいくつかでその時々に応じて鍼を変えておこないます。
小児鍼はツボをさすものなので、決して痛くなく、傷にも残らず安心しておこなえますよ。
尚、1回の小児鍼の治療費は保険適応外で関西では1000円で行ってるところがほとんどかと思います。
(関東では知名度がまだまだ低いのでもう少しかかるかもしれません、鍼灸院によってもまちまちともいえます。)
最後に息子の小児鍼の効果を簡単に綴っていきたいと思います。
息子が通いだしたのは2歳3ヶ月の頃でたまたま、ある子供のイベントで無料体験で小児鍼を体験をさせていただく機会があって、それが小児鍼との初めての出会いでした。
小児鍼を体験する2ヶ月前に息子に小児喘息が発覚したばかりでその後、よく咳をしたりして薬漬けになっていたので、薬を飲まずに予防ができたらいいなと思ったのが通うきっかけとなりました。
しかしながら、実際に通って発覚したことは息子は元々、疳の虫持ちだったこと。
そういわれてみたら、疳の虫の症状のようなことが赤ちゃんの頃からずっとあって、夜泣きを始めとしあらゆる症状が当てはまっていて、実際に大変だなと感じていました。
もっと早くに知っていたら間違えなく、赤ちゃん時代から通っていたと思います。
息子の場合に関しては鍼治療の間があくと疳の虫の症状がまだまだ、出たりしますが、週1度通うようになってからは本当に疳の虫の症状がよくなってきたなと感じてます。
もし、疳の虫がひどくなった時でも今まででしたらただただ、途方にくれるしかなかったですが、今ではこれは疳の虫の症状だと冷静になれるようにもなってきてます。
疳の虫の症状が緩和されることでお母さんの精神的な部分は絶対に違うと思いますので、もし疳の虫で悩まれてる方がいらしたら、是非、小児鍼はお勧めしたいです。
そして、小児喘息の方もよく咳はでてますが、薬を飲むまでひどくならなくなってきますし、発熱もしなくなったようにきました。
そんな訳で息子にとっては小児鍼は手放せない存在となっています。
以上、小児鍼のことや実際の効果など綴らせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
あらゆる効能が期待できる小児鍼、体調面などのケアも常に体を見て、先生がチェックしてくれるのでとても安心できます。
ご興味がある方、是非、お子様に体験させてみてくださいね♪