中国茶には一般的に有名な烏龍茶を初めとして、プーアル茶・中国紅茶など様々な種類がありますが、実に細かく種類を分類しますと1000種類以上の中国茶の種類があると言われています。

私自身、趣味の一環で以前に中国茶教室に2年ほど通っていたことがあり、その中で中国茶の沢山の種類を学んだ上で中国茶の美味しさだけではなく、中国茶には身体にとってよい効能が沢山あることを学ぶことができました。

そこで今回は中国茶のおおまかな種類と効能につきまして、詳しくお伝えしたいとおもいます。

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中国茶の種類

中国茶の種類は大まかに6分類にわかれています。

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順番にご紹介していきたいと思います。

①緑茶(ろくちゃ)

不発酵茶といいまして、一般的には発酵をしていないお茶のことをいいます。

日本産の緑茶も同じく発酵をしていませんが、中国の緑茶の製造工程は3種類ほどありまして、それによっては少々、発酵しているお茶などもまれにあります。

代表的な緑茶は「西湖龍井(サイコロンジン)」

とても飲みやすいので初めて中国緑茶を飲まれる方にはお勧めです。

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②白茶(しろちゃ)

水色が白いお茶で弱発酵茶といいまして、ほんの少しだけ発酵させたシンプルなお茶のことを指しています。

中国茶の中でも味わいがとても優しいお茶が多いのも特徴の1つです。

代表的な白茶は「茉莉白龍珠(モーリーバイセンツー)」

一般的にジャスミン茶と言われているお茶です。

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③黄茶

黄色い水色なのが特徴の1つでこの後、ご紹介させていただきます黒茶と同じく後発酵茶といいまして、菌つけて発酵させてる方法のお茶のことをさしています。

黄茶は種類も少なく中国茶の中でも希少のお茶と言われています。

代表的な黄茶は「君山銀針(クンサンギンシン)」

市場にはなかなか出回らない中国茶で私も教室で初めて頂きました。

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④青茶

最も一般的な中国茶で有名な烏龍茶も青茶の種類の中に入ります。

半発酵茶と言われていますが、青茶によっても発酵の度合いが少ないものから多いものまで幅広いのも中国茶の種類が多いのも特徴の1つです。

代表的な青茶は「安渓鉄観音(アンキテッカンノン)」

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⑤紅茶

紅茶のルーツは中国からと言われております。

全発酵茶といいまして茶葉を完全に発酵させているのが特徴です。

代表的な紅茶は「祁門紅茶(キーマンコウチャ)」

一般的に紅茶としても有名ですが、中国紅茶でもやはり人気で有名なお茶の1つです。

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⑥黒茶

黄茶と同じく後発酵茶で有名なプーアル茶も黒茶の1つです。

しっかりと発酵させてるのが特徴で黒茶でも「生茶」と「熟茶」といって発酵方法によって味わいが違ってきます。

ちなみにプーアル茶の発酵方法は「熟茶」という方法になります。

代表的な黒茶は「普洱熟散茶(プーアルジュクサンチャ)」

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中国茶のそれぞれの効能について

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中国茶の歴史は5千年ものと言われておりまして、もともと中国茶は薬として利用されてきたと言われております。

中国茶の種類によっても効能が違ってきますが、昔から中国茶は美や健康を助ける飲み物として大事にされてきたそうです。

中国茶自体の大まかな効能をご紹介していきたいと思います。

①カフェイン

血液の循環をよくし、腎臓機能の活性化、眠気を覚ます効果があります。

②カテキン類

コレストローチを安定させてくれる血圧上昇と血糖値をおさえ、ガンの発生と腫瘍の増殖を抑えてくれる効果があります。

③老化防止

抗酸化作用がカテキン類に含まれてくれるので、活性酸素を守ってくれてあらゆる病気から守ってくれる効果があります。

④リラクゼーション作用

カフェインやテアニンによって、血圧低下をうながしてくれてリラクゼーション作用が期待できます。

旨みや甘みから安らぎ、緊張緩和や香りがアロマ成分も含まれてくれる効果があります。

⑤風邪予防

中国茶で「うがい」をすることで、気管で増殖する風邪やインフルエンザ菌をやっつけてくれる効果があります。

⑥虫歯菌・殺菌効果

食中毒をおこす「ポツリヌス菌」というのがお茶で死滅し、下痢を起こす細菌類に対しても抗菌作用が期待できます。

虫歯も細菌感染症の1つと言われていて、カテキンが虫歯菌の活性を抑えてくれて
歯垢を守ってくれる効果があります。

⑦ビタミン類

美肌効果や風邪の初期症状、動脈硬化を予防する効果があります。

⑧ポリフェノール

脂肪を吸収されず、中性脂肪を分解してくれる効果があります。

⑨発酵度が高い中国茶には身体を温める作用、発酵度の低い中国茶は身体を冷やす作用。

中国茶には緑茶→白茶→黄茶→青茶→紅茶→黒茶と6分類にわかれるとお伝えしたと思いますが、一番最初の緑茶が身体を一番冷やすのに対して、黒茶は一番身体を温める作用があるといわれています。

冬のような寒い時期には発酵度の多い中国茶を夏のように暑い時期には身体を冷やしてくれる中国茶を飲むのがお勧めです。

まとめ

以上、中国茶のおおまかな種類と効能についてお伝えいたしましたがいかがでしたでしょうか?

効能はもっと深い部分として、青茶で代表的でもあります凍頂烏龍茶には「花粉症」予防にもなるといわれていますし、なかなか自宅で中国茶を頂く機会がないかと思いますが、最近ではおしゃれな中国茶専門店も増えてきております。

是非、この機会に中国茶の世界に触れてみてくださいね。

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