昔はお正月くらいにしか飲まれなかった甘酒が、今では「飲む点滴」として女性を中心に注目をあびている甘酒。
私ももれなく甘酒を愛飲している一人ですが、「飲む点滴」以外の効果のほどって実際にどんなものか気になりませんか?
調べてみたところ、甘酒には沢山の効果があることがわかりました。
そこで今回は甘酒のことについて詳しく綴っていきたいと思います。
甘酒の種類について
甘酒には2種類あります。
①麹を発酵した甘酒。

米麹から作られた甘酒で麹自体に自然な甘みがあるので、お砂糖が不使用なのも大きな特徴です。
妊婦さんやお子様にも安心してお勧めできます。
②酒粕ベースに砂糖を加えた甘酒。

酒粕とは日本酒を作るときに出る搾り汁のことなので、多少、アルコールが含まれているので大人向きの甘酒です。
市販で販売されている酒粕ベースの甘酒はアルコール分1%未満のものが多いですが、自宅にて酒粕ベースの甘酒を作る場合はアルコールがそれぞれによるので注意が必要です。
甘酒の効能について

ここからは甘酒には沢山の効能を詳しくご紹介していきます。
①美肌効果
酒粕、麹にはどちらも麹酸という成分が含まれているといわれていて、この麹酸がシミを原因になっているメラニンの育成をおさえて、シミやくすみを抑える働きがあるといわれてます。
その上、皮膚や粘膜を保護するビタミンB群も豊富なのでお肌を活性化させてくれる働きがあります。
②ダイエット効果
代謝に働きかけている酵素や脂肪を消化してエネルギーに変えるリバーゼ酵素など100種類以上含まれているそうです。
酵素は代謝にはとってもかかせない栄養素で不足すると太りやすい体質にもなりかねないです。
甘酒には酵素がたっぷり含まれているので、代謝がよくなることで老廃物や毒素が排出されて、腸内環境が整うのでダイエット効果には抜群です。
③便秘効果
オリゴ糖と食物繊維の2つが便秘にはよいといわれていますが、甘酒にはこの両方が含まれているので腸内環境を整えてくれると言われてます。
下剤を飲まないと出ない駄目な方でも甘酒で改善された方も多くいらっしゃいます。
妊婦さんになると便秘で悩む方も多いかと思います、その際には是非、甘酒をお勧めします。
④免疫効果
甘酒を飲むことで腸内環境が整うとお話させていただきましたが、腸内環境が整うことで免疫力がUPされるといわれています。
なんと身体の免疫細胞の60%が腸内にあるといわれていて、免疫細胞を活性化させているのが善玉菌といわれています。
善玉菌が増加する効果があることによって、免疫効果も高まるそうです。
⑤疲労回復
飲む点滴といわれている甘酒ですが、消化吸収を高めてくれる消化酵素やエネルギーに変えてくれるビタミンB郡が含まれているので、体力回復に優れているといわれています。
体力がないときの食事から摂取した栄養素を効率よくエネルギーにかえてくれます。
⑥リラックス効果
GABAやアミノ酸の1種である、パンとテン酸が甘酒には含まれてるといわれていて、こちらがストレスを軽減して、疲れを癒す効果があるそうです。
ホルモンバランスが崩れたときにもよいそうなので、生理中にもお勧めです。
⑦糖尿病予防にも
糖分の吸収を抑える物質とたんぱく質の分解・吸収を促す物質までも含まれています。
更にビタミンB郡の働きにより余分な糖分を排出してくれることにより、糖尿病予防にも繋がるそうです。
手作り甘酒の作り方

今現在、スーパーなどに甘酒は多数販売しておりますが、実は甘酒は簡単に作ることができます。
しかも、材料と仕込みさえしたら後は炊飯器にお任せしたら出来る簡単レシピです。
今回、ご紹介するレシピは実際に私も頂いている甘酒で、麹ベースのものになります。
では早速、ご紹介していきます。
材料
生麹 200g お湯(60℃に保つ) 200cc-400cc
作り方
①生麹を炊飯器に入れて、塊があったら手でもみほぐす。
②①にお湯を加えて、軽くまぜて、保温スイッチを押す。
③時々全体を混ぜて、4時間程度で出来上がりです。
※炊飯器がない場合は湯せんにかけて、60℃を保って作ってくださいね。
このままだと多少、濃いのでお好みの濃さまでお湯で薄めるとよいですよ。
とってもあっさりして美味しいので、是非、チャレンジしてみてくださいね。
甘酒のことについて詳しく綴っていきましたがいかがでしたでしょうか?
甘酒に含まれている効果はとても体のよいものばかりなので、「飲む点滴」って本当にふさわしいですね。
これから冬に向けて寒くなるので温かな甘酒は体を温めてくれる効果があるのでなおさらお勧めですよ。